こんにちは、アラヰフミと申します。
MCU3(マーベルシネマティックユニバース3)のトリを務め、そのダイナミックなストーリーと伏線回収で多くの人の心を掴んだ「アベジャーズ/エンドゲーム」。前作「インフィニティー・ウォー」から続く物語は、MCU史上最高傑作との声も上がるほどでした。このシリーズではその名言や名シーンに秘められたドラマ、伏線を徹底考察します。
「くれぐれもSNSには載せるなよ。泣けるから」
惑星タイタンからネビュラとともになんとか地球に戻ろうとするトニーは、彼らしくもなくネビュラと友好的な関係を築いています。
それは確かに死を間際に際した人間の誠実と見る向きもあるでしょう。しかし、トニーはネビュラにある使命を託していました。それはトニーの遺言をペッパーに伝えること。
その証拠にトニーはペッパーに彼女のことを「いい子だよ」と伝えています。
それはつまり、地球で孤立するであろう……あろうことかサノスの娘であるネビュラをよろしく頼む、という意味も込められています。
トニーはネビュラを娘のように思っていた?
二人の仲睦まじい姿を見ると、トニーはネビュラに対して――彼がかつてピーター・パーカーにそうしたように――父親のように接していたとも推測されます。
とするとネビュラは今後ワンチャンアベンジャーズ入りも考えられます。ピーターがそうなんだからきっとそうです。
となると今から「ネビュラ・ムズムズ」の発動に胸が胸が躍ります。 躍りますよね。 躍らずにはいられません。
ちなみに「泣けるから」の原文は「tearjerker」。「お涙頂戴になっちゃうから」という意味がより近いでしょう。
キャプテン・マーベルはなぜトニーを助けることができたのか?
最愛の人ペッパーに遺言を残すほど覚悟を決めていたトニー。残りの空気は朝まで。ちなみに一番近いコンビニ(ちなみにセブンイレブン)までは千光年もある絶体絶命の状況です。
ではなぜ、マーベルはそんな絶体絶命の状況でタイミングよくトニーを助けられたのでしょうか。
トニー・スタークはマーベルのポケベル番号を知っていた?
「インフィニティーウォー」でニック・フューリーはかつて行動を共にしたキャプテン・マーベルにポケベルで助けを求めます。
マーベルがトニーを助けられたのはそれが大きな理由であることは間違いありません。しかし、宇宙は広い。いくらマーベルが地球に向かっていたとしても、その途中でたまたまトニーを引き上げられた、とするのはいささかご都合主義が過ぎるでしょう。
しかし、トニーがマーベルと個人的な連絡をとっていたとすれば話は別です。
そう、トニーはニックからマーベルのポケベル番号を聞いていたのです。そして彼女に連絡した……そう考えればつじつまは合います。
今まで連絡しなかったのはきっとペッパー・ポッツに遠慮したからでしょう。妻子あるトニーが異性にポケベルで連絡をとっているなんて知れたら一大事。ワシントンタイムズや バニティ・フェア の一面を飾ったとしても不思議ではありません。
それにマーベルはかつて未曽有の危機に陥ったニューヨークにさえ現れませんでした。トニーにはその存在そのものが「まゆつば」とでも思っていたのでしょう。しかし一縷の望みをかけた……。
そう考えれば、そのポケベルは銀河の二倍の距離まで届きますから、マーベルを呼び出すのに不都合はありません。(そう考えればですけど)。
これからもこのMCUユニーク考察シリーズをどうぞお楽しみください。(アラヰフミ)
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